星座とシネマ
インドの神々は、踊る神々だ。シヴァやパールヴァティのダンスが宇宙を創造し、その躍動は今もなお森羅万象に息づいている。万物が素粒子の旋回で出来ていることを思えば、それは絶妙に真理をついた描写であるようにも思える。人の心と体 […]
2019年公開のフランス映画「燃ゆる女の肖像」は、同年のカンヌ映画祭で脚本賞とクイア・パルム賞を受賞した話題作。 舞台は18世紀フランス。ブルターニュの孤島の屋敷に住む令嬢エロイーズと、彼女の母親から依頼を受け、結婚を控 […]
正しさとはなんだろう?正しい目的のためであれば、手段は正当化されうるか?どこまで? どこまでも? シンプルな話だ。人間は社会的な動物だから、本能的に集団の中で優位に立ちたがる。その集団の中で高く評価される力や魅力を持った […]
2018年に公開され、世界的大ヒットを記録した「ボヘミアン・ラプソディ」。伝説的ロックバンド「クイーン」の1970年のバンド結成から1985年のライブ・エイド出演までの15年を、ボーカル、フレディ・マーキュリーを主役に描 […]
「自己肯定感」という言葉が流行りだしたのはいつごろのことだったか。キャリア選択や恋愛・結婚、子育て、職場の人間関係や家族の問題にも、重要な鍵を握るのは「自己肯定感」だと言われる。 確かに、同じようなイヤな出来事……たとえ […]
星占いの12の星座のことを、英語で「ゾディアック(Zodiac)」と言います。この言葉の語源はギリシャ語の「ゾーエー(Zoe)」という単語。動物園のことをZooと言いますが、それも同じ語源です。 ゾーエーとは生命という意 […]
たとえば日本語では「蝶」と「蛾」というのはまったくイメージの違う昆虫だ。昼の花畑を優雅に舞う蝶の美しいイメージに対して、蛾と言われれば夜の街灯にたかる地味な色をした、どちらかと言えば嫌なイメージの虫である。ところがフラン […]
茶室は一期一会の小宇宙だといいます。にじり口を入ったらそこではもう現世の身分や諍いは関係がない。敵方同士の武士たちでさえ刀を置き、世事を忘れる。田夫も侍も、そこでは誰もが等しく茶席の客であり、ひととき、従順に、供された一 […]
人生にはどうあっても自分自身でやり遂げるしかないことがある。人を雇って代わってもらうことはできないし、その道を選ばないというチョイスもないようなこと。 例えば絶対入りたい学校の入試を受けることだったり、心底惚れた相手に想 […]
2015年公開のディズニー/ピクサー映画「インサイド・ヘッド(原題:Inside Out)」は、11歳の少女ライリーの心のなかの「感情たち」を主役にした名作アニメ。 ミネソタの田舎から、カリフォルニアの都会に引っ越してき […]