幸せな未来を遠ざける呪文!?
「私、ピンク似合わないんだよね」
前回取り上げた「大人が着るべきは似合う服か、それとも好きな服か」というテーマ。
その記事に多くの方々からいただいた共感の声、そして“似合わないけれど好きな服”への未練(!)や情熱。
予想以上の反響、ありがとうございました。
そこで今回はもう少し、大人の「似合わない」問題について掘り下げてみます。
とある思い込みが実は、大切な運命の相手を見逃している原因…かもしれません。
いつまでも「似合うものがわからない」のはなぜ?
皆さんには“似合わない(と認識している)服”ってありますか?
自分に少しでも興味があるのなら、似合わない服は存在するのが大人の普通だと思います。
それはスタイルのせいでも顔立ちのせいでもなく
ポジティブに考えれば、客観的に自分を見ることができている、ということかもしれません。
(解決法を知りたい方はぜひ前回の記事をお読みください!)
一方で、そもそも「似合う服がわからない」という人もいます。
当たり前のことですが服自体はなにかしら毎日着ているし、上手いか下手かに関わらずコーディネートもしているはず。
そう、何十年も、毎日、毎日。
なのにいまだ自分に似合うものがわからない。これだというスタイルが見つけられない。もうそこそこ“いい歳をした大人”なのに、いつまでたっても似合う服を知らない。
数ならたくさんこなしてきたはずなのに…どうしてなのでしょう?
それは「私、ピンク似合わないんだよね」に隠れている問題です。
だれにでも「似合うピンク」は必ずある!
たしかに、これは似合わないな、というアイテムはありますよね。
それが人によってピンク色のものだったり、スウェットだったり、あるいはジャケットだったり。
…いいんです、似合わないと思うものがあっても。
問題なのはそれらをひとくくりにして、ハナから排除してしまっていること。
ピンクには色々なピンクがあります。
淡いベビーピンクもあれば、くすみのあるスモーキーピンク、パープル寄りのフューシャピンクもある。
これらはすべて「ピンク」と呼ばれますが
決して同じピンクではありません。トーンも濃度もさまざまです。
さらに、組み合わせ次第で同じピンクも表情を変えます。
たとえば黒との組み合わせなら甘辛MIXに、パステルカラーと合わせれば甘い雰囲気に、グレーとなら優しく落ち着いたニュアンスに、白とはクリーンな印象に。
さらにさらに、どのアイテムでピンクを取り入れるかによっても、印象はガラリと変わります。
ピンクのトップスはズバリ、主役となってその人の印象を左右するし、一方で靴や小物でピンクを取り入れれば、アクセントとしての脇役的存在になる。
もっというなら同じトップスでもシャツでと入り入れるかニットで取り入れるかはまた違うのです。
苦手なものの中にこそ、実は運命の相手が潜んでる?
そう、ピンクの楽しみ方は無限大。
同様に、あなたが苦手だと感じるものにも様々な種類があり、
それらを一緒くたに扱うのはとてももったい!
それはまるで「日本人は◯◯だ」「アメリカ人は♢♢だ」というように雑にカテゴライズするようなもので、そんなの個によるでしょ、という話。
もっというならば「私、180cm以下の男性はナシなんだよね」と言っているのと同じこと。
性格やフィーリングなどの重要な要素を無視して、決めつけた粗い条件の中から運命の相手を探そうとすると
もしもあなたのソウルメイトが175cmだった場合…まずは候補から外れてしまていますから、その人とは一生巡り会えない、ということになってしまいます。
当然ですよね、最初から見もしないかたまりの中にその人がいるのですから。
ほかにも仕事や人間関係の場において、この思い込みがさまざまな進歩を妨げることになるのは…説明せずとも伝わりますでしょうか?
どんなピンクもすべてピンク、とひとまとめにして
候補から外してしまうのってとてももったいない。
前回挙げたようなタートルネックやスキニーパンツも然りです。
あなたがもし、いまだファッションで悩んでいるのだとしたら
最初に「これはない」と決めつけて排除しているものや
苦手意識で見ないようにしている盲点にこそ実は
本当に似合う服、運命の相手が隠れているのかもしれません。
LIV,的 ファッション哲学
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